2日前。夕方。
玄関の前にムカデが出現した。
かなりの大型ではないが、小物でもなく、刺されれば死ぬことはないにしろ病院行きは待逃れないほどの中型のムカデであった。
母親は奇声を上げた。
「キャ~~~~ムカデ!殺虫剤持ってきて!殺虫剤!早く!」
別に家の中に入ってきてるわけでもないし、外にいるんだから殺さなくてもいいだろと・・心の中で思ったが、母親の奇声が止まらなかったので、仕方なく、殺虫剤を持ってきた。
母親に殺虫剤を渡し、母親はすぐさまムカデに殺虫剤をかけた。
人間の高い知能から開発された、殺傷能力の高い殺虫剤はムカデをものの10秒もかからないうちに死という状態にした。
人間こそがこの世の覇者であるかのように・・
それを隣で傍観していたが、
「そのムカデはまだ何も迷惑をかけていないのに、存在するだけで殺されてしまった。人間というのはなんて、自分勝手な生き物なんだろうと純粋に思った。」
ムカデが排除されるんじゃなくて、人類が排除されれば良いのに・・
僕の大好きなRADWIMPSにもこういった歌があった。
www.youtube.comこの歌の歌詞にこんな箇所がある。
カラスが増えたから殺します
さらに猿が増えたから減らします
でもパンダは減ったから増やします
けど人類は増えても増やします
僕らはいつでも神様に 願って拝んでても いつしか
そうさ僕ら人類が 神様に 気付いたらなってたの 何様なのさ
歌詞の初っ端から、ドギツイ正論が飛んできた。
確かに、絶滅危惧種の動物は優遇して、丁重に扱うのに対し、繁殖を繰り返す、害悪動物は人間が何様か分からんけど、殺処分などをし数を減らす。
ほんと。何様なのか。
それに対し、人類は増えても増えても数を増やすことを辞めないわけで。
他の動物からすればこの世で一番恐ろしい動物は人間なんだから、人間こそが一番滅びろと動物たちは思っていたりするわけで・・
動物に思考力が付いたら真っ先に仕返しをされるのは人間で間違いないんだけどな。
本当に、人間は自分勝手だと思った。
あと、虫を殺すなら一瞬で殺してあげよう。苦しみを味わわせるな!
まぁ、ここまで、正論。綺麗事。御託を並べてきたわけだけど、かくいう僕も家にゴキブリとかが出現したら反射的にキモイと思ってしまうので、殺虫剤を手に取りゴキブリを殺してしまうと思います。
やっぱり、僕もゴキブリは反射的にキモイと思ってしまう所があって、まだまだ釈迦のように強い心を持って殺生を抑えることはできないようです。
まだまだ修行不足ですね。
というわけで、家に入って来た虫たちは死んでもらうしか今の所解決策がありません。
そこでなんですけど、殺すなら殺すで、できるだけ苦しまずに殺してあげるって言うのが人道的っていうんでしょうか?虫道的っていうんでしょうか?
やっぱり、死ぬ苦しみは一瞬のほうが良いに決まってます。それは虫も人間も同様に。
出来ることなら僕も苦しまずに死ねたらいい。
予防注射のような感覚で死にたい。
「チクっとしますよ~。」
「はい。もう終わりです~」
「はい。あとは刺した所を揉んでおいてください~」
こんな感じで、気軽に。
一瞬の我慢だ。
とにかく、地球という丸くて青い地獄からいち早く脱出したい。
ということで、話が逸れたけど、一応、おすすめの殺虫剤を載せておきたいと思う。
アース 凍らすジェット 冷凍殺虫
普通の殺虫剤は薬剤を使って、毒殺するような殺虫剤なんだけど、これは薬剤ではなく、凍らせて殺すタイプの殺虫剤なんだよね。
なので、これを使う人間にもほとんど人体に害はないんだよね。
それと、この凍死させるタイプの方が虫たちもすぐ死ねると見てて感じたね。
薬品タイプだと虫たちは苦しそうに、1分くらいもがきながら死んでいくんだけど、この凍死タイプは5秒くらいで死に至るんだよね。
っていうのもあって、虫たちをすぐ楽な状態にさせてあげるのはこの殺虫剤だと思った。
あれ?
殺虫剤のレビュー書きたかったんだっけ?
人間の傲慢さを書きたかったんだっけ?
とにかく、生き物が殺し殺され、殺し合いの様相を展開するこの世は地獄だと思う。
強引に、適当に、まとめておいた。