2013年に発売された本で、僕もつい立ち寄ったコンビニに並んでいて興味を惹かれ買った記憶があります。
梅原さんがゲームを通じて教訓などが250ページにわたって書かれていてとてもためになる話が多いなと正直に思いました。
今では僕が尊敬する人の一人になっています。
今回は「勝負論」を読んで印象に残った部分をまとめていきたいと思います。
今の僕に目標はない
世界一賞金を稼いでいるゲーマーですから、壮大な目標や夢を持っているのかなと思っていてこの言葉を聞いたときは、どういうこと?って思いました。
まぁ、読み進めていけば梅原さんの考えが理解できるようになったんですけど。
○○大会で優勝したいとか、誰々を倒したい、何連勝したい、といった、時間的にいえば「点」的な目標を持っていないし、そうしたものに向けて力を出すということもしていない。
どうしても目標という言葉を使うのなら、「毎日、来る日も来る日も、自分を成長させるリズムを維持すること」
その循環がキープ出来ている限り僕は満足し続けられる
すごい考え方する人だと率直に思った。
たとえ勝負に負けても、自分が成長し続けているのであればいつかは勝負で勝てるようになるし、そういう循環で幸福感が得られるのであれば、世界中のみんなが幸福感を得られるという画期的な思想ではないかとも思った。
勝ち続けるとは、成長し続けるということだ
もちろん、勝負である以上今でも勝ちにこだわって戦っているけれど、ある時点の結果によって気持ちが左右されることはなくなった。
本当に大切なのは自分の成長であり、それこそが「勝ち続ける」ことの姿だとわかったからだ。
すると、勝っても負けても必ず得るものがある。成長できる。
成長できることは、人生の楽しみであり、幸せそのものである。そしてより努力ができて、結果として勝負にも強くなってしまう。
勝負する、成長する、楽しくなる、より勝ちやすくなる、というループがあるのだ。
勝ち続けるとは成長し続けること。
言われてみれば、そうだよな~と気づく人は多いと思うが、個人でこの考え方に辿り着く人はなかなかいないと思う。
また、ゲームで勝負というものを学び、自分なりに勝負とはこういうことかと解釈できている点もさすが梅原さんといった感じだと思う。
まとめ
勝ち続けることの本質。それは成長し続けること。
ただ勝つのではなく自分の成長を優先させるといった、ごく当たり前だが、とても重要なことが書かれていたように思う。
実際、自分の成長をないがしろにしてただ、勝てばいい、結果さえ出せばいいと思って効率的なものにすがりつく人は多いように感じる。
ただ、梅原さんもこの本で「効率を追求しすぎるはよくない」とも言っています。
まぁ地道にやってる奴が一番最強だよってことですね。
梅原さん。私も地道に成長していきます