人それぞれに「普通・当たり前」がある。
例えば、年収500万が普通の人もいれば、年収1億円稼ぐのが普通だと思っている人もいる。
テストで50点台が普通だと感じる人もいればテストで95点以上取るのが普通だと感じている人がいる。
別に、人それぞれ普通があるのは良いんだ。
ただ、その普通を人に押し付けないでほしいとだけ思うんだ。
過去の自分もそうだった。
特に、苦しかったのは、鬱で引きこもっていた時期だ。
世間でいう普通がほとんどできない状況であった。
・学校に行くのが怖い。
・人と接する、話すのが怖い。上手く話せないのがストレスに感じ死にたくなる
・バイトが怖い、ストレス。
・面接が怖い。
・外に出るだけでもエネルギーを消耗する
・頭痛で何も手につかない。
・ほぼ寝た切り
こんな感じの生活を4年ほど送っていた。
それでも、自分で言うのもあれだが、多分自分は根が真面目なのだろう。
そんな状況でも、学校は比較的通いやすい通信制高校に通い、バイトもしようとした。
まぁ、親や、その時お世話になっていた叔母がうるさかったせいもあるけど。
あの時は、普通の人並みには行動できてはいなかったと思うけど、自分なりに良くやっていたと思う方だ。
それでも、親や叔母は正しく認めてくれなかった。
特に、叔母は自分にとって結構メンタルに来る言葉が多かった。
バイトを3時間してメンタルを消耗しながら帰って枯れるような声で
「バイト行ってきた・・」
って言っても
「バイト3時間行くとか当たり前やん。家にいていっぱい時間があるなら最低でも6時間くらい行ってきたら?」
ってな感じで軽くあしらわれる。
悲しくなった。
うん。確かに3時間バイトなんて当たり前だ。普通の人ならそうだろう。
でもその時の僕は違ったのだ。
鬱状態で人と会うのも怖い状況下で3時間バイトに行ってきたのだ。僕の感覚では3時間が15時間働いているくらいの感覚なのだ。
3時間働いたら10時間の休息は必要なメンタルだった。
それを分かってほしかった。
もう少し、かける言葉を選んでほしかった。
「バイト。おつかれ~」
っていう言葉だけでも心は軽くなったのだ。
とにかく、普通ってのはその人それぞれで違うんだ。
あなたはそうかもしれないけど、普通を押し付けないでほしい。
その普通が人の心を殺しているというのに早く気付いてほしい。